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Feature Flagsを最大限に活用するための3つのカスタマーエンゲージメント活用事例

公開 2023年12月25日/更新 2024年6月27日/7 分で確認

Feature Flagsを最大限に活用するための3つのカスタマーエンゲージメント活用事例
作成者
Team Braze

シームレスでパーソナライズされたユーザージャーニーがカスタマーエンゲージメントにおいて重要ということは、多くの人が知っていることかと思いますが、それには明確な理由があります。なぜなら消費者はブランドが自分たちをひとりの個人として扱い、最適なメッセージを送ってくることを期待していて、それを実現できるブランドが消費者からの信頼を得ることができるからです。しかし、パーソナライズされたメッセージを届けるのは簡単なことではありません。部門を超えたコラボレーション、適切な顧客データ、多くの可変テストが必要です。幸いなことに、Braze Feature Flags は、1つのインターフェースで上記のすべてをカバーすることができます。

Feature Flagsとは何か?

Feature Flags を使うと、製品内で特定の機能のオンとオフを切り替えるだけで、特定の顧客グループに向けたユニークなアプリ内体験を作り出すことができます。そして、新しい機能をアプリに追加するときには、追加のコードを書く必要もアプリストアにアップデートを再提出する必要もありません。製品とマーケティングのチームは、エンジニアリングの手間をかけずに自分たちのペースで機能リリースやテストを実施することができます。

製品とエンジニアリングチームにとって、新しい機能やUI をリリースする際にアプリ体験を向上させ、バグがないことを保証するために、母数の大きな顧客グループに展開する前に小規模な顧客グループにテスト的にリリースすることは有益です。また、マーケティングチームにとって Feature Flagは、リリースのスケジュールをより詳細に把握し、パーソナライズされたメッセージを自在にコントロールでき、そしてチャネルを跨いで機能を効果的に訴求する計画がしやすいという点で高く評価されています。その結果、効率的なキャンペーンを実現でき、ロイヤリティの獲得、そして顧客とのエンゲージメントを強化することができます。

Feature Flagsの使い方

では、実際にどのように使うのでしょうか?Feature Flags をチームの要件に合わせる方法は何十通りもあります。Feature Flags は、既存のセグメンテーション機能、A/B テスト、クロスチャネルメッセージング戦略を強化し、チームに創造性とパーソナライゼーションの幅をもたらします。

例えば、製品チームが新機能を少人数のテストオーディエンスにリリースすることにしたとしましょう。Feature Flags を使えば、その機能に関するメッセージに豊富なオプションとニュアンスを与えることができます。新機能にいち早くアクセスしたユーザー向けに、その機能に特化したユニークなキャンペーンを作成することができます。そして、その他のユーザーには、その機能を予告し、正式なローンチ日をお知らせするような全く別のキャンペーンを行うことができます。エンジニアの手を煩わせることなく、それぞれのユーザー向けにユニークなホームページを作成し、アプリ内の新しいビジュアルとメールのメッセージ内容をマッチさせることもできるのです。

機能をローンチした後、その有効性をテストすることもできます。例えば、

Immobiliare.it のケースは以下のようなものです: 彼らはダークモード機能の影響を理解したいと考え、Feature Flags を使用して、最もアクティブな夜間ユーザーだけを抽出し、彼らにダークモードを早期に利用できるようにし、彼らのフィードバックを収集するために一連のアプリ内アンケートを共有しました。Immobiliare.itは、ダークモードの立ち上げとプロモーションに費やした時間を50%削減できたと述べています。

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これらのデータはすべてBraze内だけでオンとオフに切り替えることによって実現できるため、以前はサイロ化されていたチームが、かつてないほど連携して作業できるようになりました。

FeatureFlags がどのような効果をもたらすのか、いくつかの使用例を見てみましょう:

3つのFeature Flags の使用例

1. ある小売業者が、年に一度のセールイベントを宣伝したいとします。1年で最大のイベントなので、マーケティングチームはクロスチャネルでの取り組みを計画します。これまでは、エンジニアと相談してキャンペーンを計画し、新しいアプリやウェブページのような製品体験を提供し、一貫した体験をサポートする必要がありました。Feature Flags を使えば、マーケティングチームは、開発リソースを利用することなく、アプリやウェブサイトで新しいホームページを公開することができます。オーディエンスの嗜好情報に基づいて、オーディエンスごとに異なるホームページを表示することもできます。消費者は、メール、アプリ体験、ウェブサイトのトップページで、年間セールイベントの最も関連性の高いお得な情報を目にし、最終的に顧客の購買意欲を高めることができるでしょう。

2. あるファーストフード店が、カーブサイドピックアップ(オンライン上で注文した商品を、店舗の駐車場で受け取ることができるというサービス)を開始する予定です。Feature Flags を使うことで、マーケティングチームはこの機能を一部のユーザーだけにアプリで利用できるようにすることができ、限定的なVIP体験を通じて顧客ロイヤリティを高めることができます。チームは、メールとホームページのための特定のキャンペーンを作成することで、この特定のオーディエンスセグメントとだけ共有されるようにフォローアップします。これは基本的に、VIP向けに用意した製品とマーケティングです。

3. ある動画配信会社は、無料トライアルのサインアップフローに興味を持っているとします。どのタイプのサインアップフローが最もパフォーマンスが高いかを確認するために、マーケティングチームはFeature Flagsを使ってA/Bテストを実施します。Feature Flagsを使えば、オーディエンスを複数のセグメントに分け、それぞれに異なるオプションを表示させることが簡単にできます。勝者が明確になったことで、マーケティングチームは今後の訪問者に最適なオプションを展開することができ、無料トライアルに申し込むユーザーの割合を増やすことができます。切り替えも簡単です。Brazeを数回クリックするだけで、最もコンバージョンの高いサインアップフローが全ユーザーに表示されます。

まとめ

可能性は無限大です。Feature Flagsの使い方を学ぶことは、一貫した顧客体験を提供するキャンペーン、より素晴らしいエンゲージメント、そして最もロイヤリティの高い顧客との関係性を強化する第一歩です。あなたがどのようにFeature Flagsを活用するのか、楽しみにしています。Feature Flagsについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください!

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