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リッチで魅力的、そして信頼される体験を:BrazeによるRCSネイティブ対応のご紹介

公開 2025年6月05日/更新 2025年6月05日/8 分で確認

リッチで魅力的、そして信頼される体験を:BrazeによるRCSネイティブ対応のご紹介
作成者
Lexie Haggerty
Senior Product Marketing Manager, Braze

2025年の今。あなたはエレベーターの中でSNSをながめていると、気になるサングラスを発見。ワンクリックで購入し、エレベーターのドアが開く前に、注文確認メッセージが届きます。海外旅行中の友人とは、WhatsAppでメッセージや動画を送り合って近況報告。アプリを開くと、あるブランドから退屈なメッセージが1件届く。テキストのみで「セールをチェック」とだけ書かれた青いリンク。何がセール中なのか、そもそもブランド名すら分かりません。

こうしたざんねんな体験が、通信業界に変革を促しました。その結果として誕生したのが「RCS for Business」。ブランドがサードパーティのメッセージアプリやSNSのように消費者にリッチな体験を提供できるように支援するメッセージング技術です。

次世代のテキストメッセージである RCS メッセージは、消費者同士、そして消費者と好きなブランドとのやり取りの在り方を一変させるでしょう。そして、Braze は RCS のネイティブサポートを発表しました。これにより、ブランドは、価値の高いモバイル顧客向けに、没入感のある会話型の体験を簡単に構築できるようになります。

RCSメッセージで、モバイルマーケティングの新時代が始まる

RCS(リッチコミュニケーションサービス)は、SMS/MMSの進化形で、SMSと同じく高いエンゲージメントを持つ直接的なチャネルでありながら、現代の消費者が期待するリッチで魅力的な体験を提供できます。WhatsAppなどのアプリとは異なり、RCSは最初からスマートフォンに搭載されているAppleやGoogleのメッセージアプリに直接組み込まれ、追加のダウンロードは不要です。

RCSは今、急速に注目を集めている

昨今RCSが注目された背景には、業界の動きがあります。Android間のメッセージは、2019年からRCSが標準となっており、iPhone間はiMessageが利用されていました。従来、AndroidとiPhone間のやり取りはSMSが主流でしたが、2024年9月にAppleがRCSのサポートを開始したことで状況が一変。異なるプラットフォーム間でも、入力中表示や高画質の画像共有などが可能になりました。

今では、ブランドもAndroidとiPhoneの両ユーザーにRCSを通じてマーケティングや取引メッセージを届けられ、このチャネルは急速に普及しています。すでにRCSは12億人以上のアクティブユーザーを擁しており、2025年末には21億人に達すると予測。いずれはSMSに匹敵する普及率となるでしょう。

a screenshot of a financial app called pyrite financial

RCSは次世代のSMS/MMSチャネル

SMSがすぐに廃れるわけではありませんが、RCSには以下のような大きな利点があります:

  • 認証済みブランドメッセージ:ブランド名、ロゴ、タグライン、連絡先情報、認証バッジが含まれた安全な送信元から配信され、信頼感とブランド認知が向上。
  • リッチなコンテンツ:画像、GIF、動画、音声、ドキュメントなどのメディアを活用可能。
  • 双方向コミュニケーション:タップしやすいアクションボタンや返信候補を活用し、ユーザーとの会話を促進。
  • 高度な分析:「既読」やクリック率などのデータに基づき、より効果的な施策が可能。

特に金融やヘルスケアといった信頼が最優先される業界のマーケターにとって、認証機能が大きな価値となります。モバイルキャリアによる審査を通過したことが明示されるため、顧客に安心安全を提供できます。また、小売やEC、メディア、デリバリーサービスなど、顧客とのダイナミックな関係構築を重視する業界にとっても、RCSの表現力は非常に有用です。

GoogleのStephen Brough氏 (RCS for Business グローバルGTM 責任者) は次のように述べています:

「RCS for Businessは、現代の消費者が求める基準に合ったモバイルメッセージの新時代を切り拓きます。RCSを通じて、ブランドは従来のテキストメッセージを、リッチでパーソナライズされた、双方向性のある体験に変えることができるのです。」

消費者もRCSを歓迎している

RCSはマーケターだけでなく、消費者からの支持も集めています。実際、74%の消費者がSMSよりRCSでのブランドとのやり取りを好み、RCSメッセージはメールの35倍も読まれやすいと言われています。ブランド要素が含まれ、返信候補などの便利な機能もあるRCSは、一方的な宣伝とは異なり「リアルな会話」を感じられるのです。

a screenshot of a sandwich emperor app on a phone

Braze RCS で、もっと記憶に残るブランド体験を

Brazeは、RCSへのネイティブ対応を開始しました。これにより、ブランドはユーザーが日常的に使うメッセージアプリ内で、リッチで信頼性のある体験を提供できます。

Braze RCSでできること:

  • SMSをRCSへシームレスにアップグレードし、自信を持ってスケール: 柔軟な送信オプションと組み込みのコンプライアンスツールにより、SMSからRCSへの移行があらゆるスケールで可能です。RCSに未対応の端末やキャリアには、SMSとしてメッセージを自動送信する「SMSフォールバック機能」で配信率を最大化できます。
  • 信頼されるメッセージで顧客との関係を強化: ブランド認証済みのメッセージを送信することで、顧客は安心します。メッセージスレッドを、ブランド専用のデジタル空間にすることで、ブランド認知を強化。さらに「既読」データ分析で、メッセージの反響をより深く把握できます。
  • 記憶に残るパーソナル体験でコンバージョンを促進:ファーストパーティデータを活用し、顧客一人ひとりにパーソナライズされた顧客体験を構築。リッチコンテンツで商品の魅力を伝え、顧客の嗜好や行動に応じたアプローチが可能です。BrazeAI™を使えば、コンテンツや商品などを最適に組み合わせ、顧客ごとのメッセージを届けられます。
  • リアルタイムでガイド付きのインタラクティブ体験を構築: 次に取るべきアクションや、好みの収集、パーソナライズされたアクション候補や返信候補を通じて、没入感のある体験を提供できます。直感的なジャーニービルダーツール「Braze キャンバス」を使えば、双方向メッセージの設計・実行も簡単。リアルタイムでの返信対応も可能です。

まとめ

RCSの登場は、モバイルメッセージマーケティングの進化を意味します。しかし、その価値を最大限に活かすには、いますぐ取り組み始め、最新技術を戦略に取り入れることが不可欠です。いま行動すれば、競合に先駆けて革新的な体験を提供し、顧客との関係をより深めるチャンスが広がります。

あなたのブランドでも、BrazeでRCSキャンペーンを始めてみませんか?BrazeのRCS機能の詳細は、こちらへお気軽にご相談ください。

将来の見通しに関する記述

このブログ記事には、1995年民間証券訴訟改革法の第27A条および第21E条の「セーフハーバー」規定に定める「将来の見通しに関する記述」が含まれており、これにはBrazeおよびその製品・機能の性能や期待される利益に関する記述が含まれます。これらの将来見通しに関する記述は、Brazeの現在の仮定、期待、および信念に基づいており、実際の結果、業績、または達成度が、将来見通しに関する記述で表明または暗示される将来の結果、業績、または達成度と実質的に異なる原因となる可能性のある重大なリスク、不確実性、および状況の変化に左右されます。Brazeの業績に影響を与える可能性のある要因に関する追加情報は、2025年1月31日終了の会計四半期に関するBrazeの年次報告書(Form 10-K)および2025年3月31日に米国証券取引委員会(SEC)に提出されたその他の公開書類に記載されています。本ブログ記事に含まれる将来の見通しに関する記述は、本ブログ記事の掲載日時点におけるBrazeの意見のみを反映するものであり、Brazeは法律で義務付けられる場合を除き、これらの将来の見通しに関する記述を更新する義務を負わず、また更新する意図もありません。


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