2025年10月 Braze Bonfire 今月のマーケター:Yash Mani氏

公開 2025年11月25日/更新 2025年11月25日/6 分で確認

2025年10月 Braze Bonfire 今月のマーケター:Yash Mani氏
作成者
Team Braze

毎月、Brazeでは、Braze Bonfireコミュニティのメンバーによる素晴らしい功績を称え、1名の個人を「今月のマーケター」として選出しています。 仲間のマーケターへのサポート提供や、革新的なアイデアや戦略の共有など、さまざまな形で、これらの個人の方々は、所属企業やユーザー、顧客エンゲージメント全体に多大な貢献をされています。

今月は、Sonderでデジタルエクスペリエンスリードを務めるYash Maniさん。Sonderは、ウェルビーイングを支えるオールインワンアプリで、Yashさんはユーザーのウェルビーイングジャーニーを支える、意味のあるデジタルタッチポイントの構築を担当しています。

Yashさんは、メンバー体験を担う川下のアプリ群――Braze、Qualtrics、Mixpanel、そして関連するデータシステム――を統括しています。以前は Deloitte Digital のシニアコンサルタントとして活躍し、テクノロジーを活用してパーソナライズされた体験を提供し、人々の生活に本質的な価値をもたらすことに情熱を持っています。

仕事で魅力的に感じるのはどんな時ですか?

私たちの取り組みが人々の生活を直接良い方向へ変えていると実感できることです。特に、メンバー一人ひとりのニーズに合わせたデジタル体験をつくることに強い魅力を感じています。まだ完全なパーソナライゼーションには到達していませんが、そのビジョンに向かって構築していくプロセスそのものがとてもエキサイティングです。

Sonderがメンバーの役に立ったというフィードバックを受け取ると、私たちが創り上げているものの価値をあらためて実感できます。また、データエンジニアリングからコンテンツ、モバイル開発まで、社内のさまざまなチームと協働できる点も魅力です。こうした部門横断の仕事を通じて、メンバー体験の全体像に触れ続けられることを嬉しく思っています。

どのようにチームでBrazeを使っていますか?

Sonderでは、日常的に複数の主要チームがBrazeを活用しています。

  • カスタマーオペレーションチーム 新規顧客および利用企業の従業員をSonderへオンボーディングする際にBrazeを使用。顧客セグメントの作成や、クライアント固有のニーズに合わせたカスタマイズを担当しています。
  • プロアクティブエンゲージメントチーム(パワーユーザー) キャンペーンやメッセージ機能を活用して、メンバーに適切なリソースを届けています。Brazeでの配信・運用に最も深く関わるチームです。
  • モバイルチーム コンテンツカードやモーダルの表示などの要素がアプリ体験に問題なく組み込まれているか、Braze上で定期的にテストしています。
  • データエンジニアリングチーム データペイロードのチェックやトラブルシューティングを行い、メンバー情報やエンゲージメント指標の整合性を維持します。

Sonderの目標であるアクティベーション、リテンション、エンゲージメントの達成のために優先していることはありますか?

着任後、重点的に進めてきたのは、データエンジニアと協力し、エコシステム全体のデータをクリーンアップすることです。コンテンツの質ももちろん重要ですが、最も重要なのはデータ品質だと実感しています。

Braze導入当初、サポートしていた顧客はほんの数社でした。現在は450社以上の組織、約100万人の対象メンバー、そして月間7.5万人のアクティブユーザーへと拡大しています。この急成長により、多くの技術的負債や古いデータ構造が残り、それらを解消しなければエンゲージメント施策をスケールできませんでした。そのため私の最優先事項は、まずきれいで活用可能なデータ基盤を整えることでした。これがすべての取り組みの土台になります。

今年、特に楽しみにしているプロジェクトは?

Brazeを通じてメンバーとより迅速にコミュニケーションできるようにするプロジェクトに、とてもワクワクしています。現在、Brazeへのデータ同期は1日1回のため、メンバー行動に対する反応が遅れてしまいます。そこで、同期時間を24時間 → ほぼリアルタイムへ短縮する仕組みを構築しています。

これにより、

  • メンバーの行動に基づくメッセージを即時配信
  • 必要なタイミングで必要な支援を届けられる
  • エンゲージメント全体の改善が期待できる

といった大きなメリットが生まれます。また、このプロジェクトによってBrazeをより中核的なエンゲージメント基盤として位置づけ、将来的には主要なカスタマーデータプラットフォームとして活用していくことを目指しています。これがメンバー体験をどれほど向上させるのか、とても楽しみです。

最近で特に誇りに思っている取り組みは?

最近実施したパーソナライゼーション調査の取り組みです。メンバーの興味関心、好みのコンテンツ、性別、生年など、重要なデータが不足していることが分かりました。そこでBrazeのカスタムHTML機能を使い、サーベイ体験をメンバージャーニー内に直接組み込むことにしました。 回答データはBrazeのSnowflakeデータシェアリングを通じてデータウェアハウスを強化し、全社で活用できる形に整備しました。

その結果:

  • 実際のメンバーデータにもとづくターゲティングが可能に
  • キャンバス(Canvas)フローやコンテンツシリーズの精度が大幅向上
  • 組織全体のコンテンツ戦略が強化

と、非常に大きな成果を生む取り組みとなりました。

顧客エンゲージメントの未来を一緒に築きませんか?Braze Bonfireコミュニティでは、専門家たちとつながり、アイデアを共有し、キャリアを加速させる仲間を募集しています。あなたもこのコラボレーションに参加して、一緒に新しい価値を創り出しましょう。

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