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2025年5月 Braze Bonfire 今月のマーケター:Shelly Drogt氏

公開 2025年5月21日/更新 2025年5月21日/6 分で確認

2025年5月 Braze Bonfire 今月のマーケター:Shelly Drogt氏
作成者
Emily Calderon
Community and Advocacy Associate, Braze

毎月、Brazeでは、Braze Bonfireコミュニティのメンバーによる素晴らしい功績を称え、1名の個人を「今月のマーケター」として選出しています。 仲間のマーケターへのサポート提供や、革新的なアイデアや戦略の共有など、さまざまな形で、これらの個人の方々は、所属企業やユーザー、顧客エンゲージメント全体に多大な貢献をされています。

今月は、King社のシニアCRMスペシャリストを務めるShelly Drogtさんをご紹介します。Kingは、モバイルゲーム業界において20年以上の歴史を持ち、『キャンディクラッシュ』シリーズなど、世界的に有名なゲームを生み出してきたインタラクティブ・エンターテインメント企業です。

シェリーさんに、Brazeの活用や『キャンディクラッシュ』のキャンペーン制作、そしてマーケティングにおけるクリエイティビティについてお話を伺いました。

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シェリーさんの現在の役割と、バックグラウンドを教えてください。

現在、King社のシニアCRMスペシャリストとして、「Candy Crush Saga」に携わっています。このゲームは、私が長年プレイしてきた大好きなタイトルでもあり、携われて本当に嬉しいです。

マーケティング業界では、8年以上の経験があります。さまざまな分野を経てCRMに特化するようになりました。直近の4年間は、特にゲーム業界におけるCRM業務に注力し、プレイヤーエンゲージメント、リテンション戦略、ライフサイクルマーケティングに取り組んできました。

冒険好きで好奇心旺盛な性格なので、自分の情熱に合ったキャリアを常に模索してきました。ゲーマーである私にとって、ゲーム業界への転職はごく自然な流れであり、好きなことに関われるのはとてもやりがいがあります。2024年6月にKingに入社したのは夢のようなチャンスでした。しかも、キャンディクラッシュは私が最も長くスマホでプレイしているゲームです!母も大のファンで、私がこのゲームに関わっていることを周囲に自慢しています(笑)。

仕事で魅力的に感じるのはどんな時ですか?

CRM戦略における創造的な課題解決です。プレイヤージャーニーの設計、新しいエンゲージメント施策の開発、チーム間のコラボレーションなど、常にワクワクする課題に挑戦できるのが魅力です。

また、ゲーム業界のCRMはスピード感があり、常に新しいアイデアや技術が取り入れられています。数百万のプレイヤーに向けた体験を形作る一員として、毎回キャンペーンを実施するたびにプレイヤーの楽しさやエンゲージメントに貢献できていると実感でき、非常にやりがいがあります。

さらに、社内の優秀なメンバーたちと協働できるのも魅力のひとつです。マーケター、データアナリスト、デザイナー、開発者など、それぞれの専門性を活かしたコラボレーションによって、データとクリエイティビティが融合したプロジェクトが次々に生まれています。

もし1つだけ選ぶとしたら、プレイヤーとのつながりです。私自身がゲーマーだからこそ、愛着のあるゲームに携わり、その成果を実感できるのは本当に幸せなことです。

いつ頃からBrazeを使っていますか?

これまで3年以上、現在のKing社と前職を通じてBrazeを使ってきました。大手ゲーム企業2社での経験を通じて、Brazeのさまざまな機能を使いこなし、キャンペーンの自動化からセグメンテーション、パーソナライゼーションまで幅広く活用してきました。プレイヤーと有意義につながるための重要なツールとして欠かせない存在です。

今年手がけたキャンペーンで、特に印象に残っているものはありますか?

たくさんありますね。中でも特に印象的だったのは「All Stars 2025 トーナメント」です。これは年間で最も大きなトーナメントで、2024年の開催時には1,500万人ものプレイヤーが参加しました。

今年はその戦略全体を担当し、参加から継続利用までのスムーズな導線を設計しました。キャンペーンの実行から終了後のエンゲージメント施策まで、同僚たちと協力しながら一貫した体験をつくり上げました。デザインやビジュアル面でも優れたパートナーと連携し、さらに魅力的な大会にすることができたと思います。

プレイヤーにとって特別なイベントであり、今年はそれをさらにスケールアップさせられたことを嬉しく思っています。

Brazeを使ってクリエイティブなことに取り組んだ経験を教えてください。

最近とくに尽力した事例は、「Candy Unwrapped」というキャンペーンです。これは米国で展開された初の取り組みで、「Candy Crush Saga」としても新しい試みでした。短期間で少人数チームによって成し遂げた、非常にパワフルなプロジェクトです。

このキャンペーンでは、CRM、データ、マーケティング、デザインの各チームが一体となり、プレイヤーの1年間のゲーム成果を可視化・共有できる、パーソナライズされた体験を創出しました。統計情報を楽しく、分かりやすく見せることを重視し、プレイヤーが自分の成果を実感し、誇りに思えるよう工夫しました。

多くのプレイヤーが自分の年間実績をSNSなどでシェアし、成果を祝い合う様子を見ることができ、とても感動しました。Brazeを活用して短期間でここまでの成果を出せたのは大きな達成であり、今後さらに展開していける可能性にワクワクしています。

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