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モバイルアプリのMAUが増加率
今回は、アメリカでのBraze導入事例をご紹介いたします。
今日の非常に競争が激しいファストフード業界で、消費者の注目を集め、強固で持続可能な関係を築くのは、たやすいことではありません。派手な広告キャンペーンや大々的な販促コラボは、大手ファストフードブランドにとって最低限の施策です。しかし、競合ひしめく市場で目立ち、数百万もの消費者を驚かせ、楽しませるために、強力な顧客エンゲージメントテクノロジーを活用することに本気で取り組んできた企業はわずかです。昨年バーガーキングは、そんな状況を変える決意をしました。
バーガーキングにとって、ゴールは明確でした。モバイルアプリの利用率の向上と、ブランドとのエンゲージメントの強化を図ることです。目的別に構築した最新のマーケティングテクノロジースタックによって可能になった、創造力とイノベーションを採り入れることで、それを実現します。
バーガーキングと広告代理店パートナーのFCB NY社はまず、顧客エンゲージメントの強化とROIの明確化を支えるテクノロジーの活用に照準を絞りました。そこで生まれたアイデアは、ことのほか単純でした。バーガーキングのモバイルアプリをダウンロードしてマクドナルドの近くに行くこと。マクドナルド店舗の半径600フィート(約183m)以内に入りアプリを開くと、ユーザーのスマホにクーポンを配信。そのクーポンを使えば、1セント(約1円)でワッパーを購入できる仕組みです。この「ワッパーDetour(寄り道)」キャンペーンは、ジオフェンシングとスマート化されたクロスチャネルライフサイクルメッセージ配信を利用して、バーガーキング最大のライバル、マクドナルドの14,000店舗の所在地を、アクセスを増やすための販促スポットに変えるものでした。
バーガーキングは包括的なテクノロジーエコシステムの一部としてBrazeを導入。消費者にパーソナライズされたメッセージを、複数のチャネル(メール、プッシュ通知、アプリ内メッセージなど)にわたって、最適なタイミングで配信しました。
Brazeを活用し、新規ユーザーに通知の設定をオンにして、このユニークで独創的なクーポンを手に入れるように勧めました。事前に権限を許可しておくように、ユーザーにアプリ内メッセージを送信し、プッシュ通知と位置情報サービスを有効にするように促します。次に、プッシュ通知を送信して、クーポン発行について注意を喚起し、アプリを開いてもらいます。Brazeは、バーガーキングが複数のチャネルを通してカスタマージャーニーを最適化するうえで、主要ツールとして、このキャンペーンをシームレスでインパクトのあるものにすることに貢献しています。
バーガーキングのチームは、以下を活用しました。
バーガーキングは大きな夢を描き、クラス最高のテクノロジースタックを構築することで、その夢を実現できることを示しました。これにより、同社はマーケティングの水準を上げ、驚異的な結果を達成しました。
ワッパーDetourキャンペーンは、マーケティングで何ができるかという常識に挑んだものでした。最先端のテクノロジーを駆使したキャンペーンですが、バーガーキングの成功の中心にあるのは、お客様の満足への一点集中です。基本的にテクノロジーは、人間の体験をよりよくするための道具です。これまでBrazeが学んできたように、そういった体験に人間味があるほど、消費者はブランドにより関心を持つものなのです。