収集のユースケース
このリファレンス記事では、ユーザーデータ収集のユースケースの一例として、ライドシェアアプリで収集するユーザーデータを決定する方法について説明します。
この例では、タクシーまたは配車アプリ (Uber や Lyft など) でどのユーザーデータを収集するかを考えてみます。優れたモデルとして、以下の質問とブレインストーミングのプロセスに沿って進めることをマーケティングチームと開発チームにお勧めします。この演習を終了すると、両方のチームは、目標を達成するためにどのカスタムイベントと属性を収集するとよいかが明確にわかるでしょう。
ケースの質問 No.1: 目標は?
目標は明確で、ユーザーにアプリ経由でタクシーを呼んでもらうことです。
ケースの質問 No.2: アプリをインストールしてからその目標に至るまで、どのような中間ステップがありますか?
- ユーザーは登録プロセスを開始して、個人情報を入力する必要があります。
- ユーザーは登録プロセスを完了し、SMS 経由で受け取ったコードをアプリに入力して確認する必要があります。
- ユーザーはタクシーを呼ぶ必要があります。
- タクシーを呼ぶには、ユーザーが検索したときにタクシーが利用できなければなりません。
これらのアクションには、以下のカスタムイベントとしてタグを付けることができます。
- 登録開始
- 登録完了
- タクシーの呼び出し成功
- タクシーの呼び出し失敗
イベントの実装後に、次のようなキャンペーンを実行できます。
- 登録を開始したが、一定期間内に登録を完了していないユーザーにメッセージを送信します。
- 登録が完了したユーザーにお祝いメッセージを送信します。
- タクシーの呼び出しに失敗し、その後一定期間内にタクシーの呼び出しが成功しなかったユーザーに、謝罪のメッセージとプロモーションクレジットを送信します。
- タクシーの呼び出し成功数が多いユーザーに、上顧客への感謝の気持ちを示すプロモーションを送信します。
ケースの質問 No.3: メッセージングに役立つ情報として、ユーザーについて知りたいことが他にありますか?
- ユーザーがプロモーションクレジットを持っているか?
- ユーザーによるドライバーの平均評価は?
- ユーザー固有のプロモーションコードがあるか?
これらの特性には、以下のカスタム属性のタグを付けることができます。
- プロモーションクレジット残高 (10 進数型)
- ドライバーの平均評価 (整数型)
- 固有のプロモーションコード (文字列型)
これらの属性を追加すると、次のようなキャンペーンをユーザーに送信できます。
- 7 日間アプリを使用しておらず、アカウントにプロモーションクレジットのあるユーザーに、アプリに戻ってクレジットを使用するように促します。
- メッセージテンプレートとパーソナライゼーション機能を使用して、固有のプロモーションコード属性をユーザー向けのメッセージングに付け加えます。
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